
がんの多くの場合、体内で1cmくらいの大きさになるまでに大変に長い年月がかかるものです。
このくらいの大きさになると急激に増殖をはじめ、治癒率も低下し、手遅れになる場合も少なくありません。
しかしPET検査では、1cm以下の小さながんでも発見することができます。
PET検査は腫瘍組織の糖代謝レベルの上昇を感知し癌を検出。受診者への被爆量もPET検査はCTに比べて少ないので、PET検査の副作用は心配ありません。

PET(Positron Emission Tomography)検査は、日本語では「ポジトロン断層撮影法」と呼ばれ、全身や心臓、脳などの細胞の働きを断層画像として捉え、病気の原因や病巣、病状を的確に診断することのできる新しい検査方法です。
全身のがんについて、今までの常識を超えた早期発見が期待できます。
PET検査では、一回の検査でほぼ、全身のがんの有無、場所、大きさを測定することができます。さらに、従来の検査だけでは発見できない微小ながんやその位置まで正確に確認することが可能です。また、がんだけでなく、脳疾患、心臓疾患の検査にも利用され、三大生活習慣病の超早期発見にも多大な効果を発揮します。しかしPET検査にも弱点がありすべてのがんに対しての万能な検査ではありません。検査で使用される薬剤(18F-FDG)は、尿中に排出されるので、膀胱には異常がなくても薬が集まってしまい、腎がん・尿管がん・膀胱がん・前立腺がんといった尿路系のがんを発見することは困難です。またがんの中には糖代謝を行っていないものもあり、その様ながんを発見する事も困難です。その他白血病の診断にも向きません。しかし、この弱点を補うためCT、MRI、超音波、内視鏡検査などほかの画像診断検査や血液検査などを組み合わせることで、弱点である部位のがん発見率を高めています。
CT検査やMRI検査では、病変の形態を画像化することしかできないため、がんの大きさや位置によっては、確認できない場合があります。これに対し、PET検査では、代謝活動などの生体機能、つまり生命活動を画像化できるため、微小な段階でも、どこに発生していても、確認することが可能です。しかも、一回の検査で頚部から足の先まで全身のがんのスクリーニングが可能です。PET-CTによる検査時間は約30分です。